紅茶はカラダにイース グローバルトップティー 久保商会

  紅茶・緑茶・烏龍茶は循環器病に良い影響


循環器病と気になる嗜好品

〇:好ましい影響がある
×:悪影響がある
△:あまり影響しない
?:あまり明確でない

病 名 コーヒー

紅茶・茶
烏龍茶

ココア
チョコレート

高血圧 ×? △?
糖尿病 〇?
動脈硬化 〇? 〇?
心筋梗塞 〇?
脳卒中 〇?
循環器病全体

お茶・紅茶・烏龍茶について

茶や紅茶もコーヒー同様、飲むと間もなく血圧を上昇させます。その程度はカフェインだけの場合より大きいという報告があります。

と高血圧との関係はどうでしょうか。茶を多く飲む人は高血圧になりにくいという報告もありますが、いくつかの研究をまとめて分析すると、茶の摂取による血圧の変化は認められませんでした。

の常飲者は糖尿病になりにくいことや、動脈硬化が軽いことが報告されています。カテキンなど茶に含まれるポリフェノールが、動脈硬化を抑えるように働くためと考えられます。

くつかの研究は、茶に虚血性心疾患※1 の予防効果があることを示唆しています。脳卒中※2 についても、多くの研究を解析した結果、茶をよく飲む人は、飲まない人に比べ脳卒中が約2割少ないと報告されています。

た、循環器病死亡率や全死亡率についても、茶を飲む人は飲まない人に比べて低いことが示唆されています。

とめますと、茶を飲むことは、循環器病にはよい影響があるといえます。この効果は緑茶、紅茶、ウーロン茶のいずれにも期待できるようです。

※1:虚血性心疾患とは、冠動脈が動脈硬化などの原因で狭くなったり、閉塞したりして心筋に血液が行かなくなること(心筋虚血)で起こる疾患です。
※2:脳卒中は脳出血・脳梗塞(こうそく)による。脳の急激な血液循環障害による症状。急に意識を失って倒れ、運動障害を起こす。

本記事は弊社が「公益財団法人 循環器病研究振興財団」の了解を得て引用しました。
「公益財団法人 循環器病研究振興財団」が循環器病に関する最新情報を分かりやすく解説した発行物「知っておきたい循環器病あれこれ」を出版。国立循環器病研究センターが許可を得てこの内容をサイト「循環器病情報サービス」に掲載しております。↓こちらを参照にしてください。
ttp://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph79.html#s4-2
元国立循環器病研究センター
高血圧・腎臓部長
部長 河野 雄平 氏